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境界地域研究ネットワークJAPAN対馬セミナー終了

2025.11.04

イベント

 20251025日(土)、対馬市において境界地域研究ネットワークJAPANJIBSN)のセミナー「境界地域:リスクとまちづくり」が開催されました。与那国から新しく就任したばかりの上地常夫町長、代表幹事の渋谷正昭・小笠原村長をはじめ、90名近い参加があり(オンラインを含む)、議論は白熱しました。

 第1部「境界地域のまちづくり:北海道と沖縄の取り組み」では、上地町長ほか、北海道の境界自治体、標津からは星京子副町長、根室からは石橋直巳部長、稚内からは佐々木洋平主幹がそれぞれの活動を報告し、西南学院大学の勢一智子教授がコメンテーターを務めました。

 第2部「リスクと向き合う:環境と交通」では、渋谷村長が定期船欠航によるリスク対応について報告され、対馬と竹富からは海ゴミ対策、五島からは島独自の取り組みの紹介がありました。

 ホストの比田勝尚喜市長、一宮努副市長による熱烈な歓迎もあり、懇親会も含め、JIBSN自治体関係者及び、研究者、メディア、旅行会社、市民の方々から構成されるNPO国境地域研究センターの50名を超える参加者との密度の高い交流が続きました。

 恒例のボーダーツーリズム(現地視察)では、再来年のNHK大河ドラマでもとりあげられるポサドニック号史跡を塩谷哲史・筑波大学教授、訳官使(対馬)及び倭館(釜山)史跡を石田徹・島根県立大学教授が案内人と務め、境界地域の現場から多くを学びました。

 来年は1027日の予定で、小笠原での開催が予定されています。