NEWS&EVENT

お知らせ&イベント

北大総合博物館常設展リニューアル「国境観光 境界地域やまぐちの魅力」(2023年10月~)

2023.11.28

ニュース

 北大総合博物館常設展リニューアル「国境観光 境界地域やまぐちの魅力」(202310月~)

北大総合博物館2階スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)ブースは、国境観光の様々なかたちと可能性を考える展示として、202310月からの新展示「境界地域やまぐちの魅力」を開始しました。これは井竿富雄編著『ブックレット・ボーダーズ10 知られざる境界地域 やまぐち』(国境地域研究センター、20239月)(https://www.hup.gr.jp/items/79016739)とも連動した企画です。「くにざかい(国境)」としてのやまぐちを巡る旅をぜひ体験ください。長門市の大寧寺からお借りした「大内義隆」関係の資料は、今回特に目を見張るものがあります。幕末に長州藩の密偵として世界各地で活躍した仏教僧・香川葆晃の辞令も興味深いものです。また、山口県大津郡三隅町(現・長門市)出身の洋画家、香月泰男の代表作《シベリア・シリーズ》をスライドショーでご鑑賞いただけます。彼の北海道倶知安在住時代の写真コーナーや木彫り人形のレプリカなども展示しております。さらに国後島と根室を結ぶ海底ケーブル通信庫の保存運動で知られる久保浩昭さん製作の電話やマイクスタンド、樺太国境標石1号レプリカなどもあります。国境写真家斉藤マサヨシさんの写真展も、写真集『ボーダーツーリズムの記録1997-2022』から厳選した貴重なショットを刷新し継続中です。