EDUCATION&SOCIAL CONTRIBUTION
教育・社会貢献
本拠点では、北海道大学のサマーインスティチュートや国内外の諸学会との連携を通じて、若手研究者(学部生、大学院生、ポスドクなど)を対象とした教育プログラムを実施します。2022年度は、グローバル時代におけるグローカルな問題、例えば移民、ジェンダー、国境、安全保障などといった国際公共学的問題について幅広く学習するために、“Public Policy and Governance in the Age of Globalization”の授業(英語)を 実施しました(北大公共政策学大学院主宰)。また社会貢献として、スラブ・ユーラシア研究センターの「実社会のための共創研究セミナー」との共催により、対面やオンラインのセミナーを定期的に実施するとともに、ボーダースタディーズを通じた境界地域の自治体や市民のみなさまとの協働による様々な事業を進めます。
”Public Policy and Governance in the Age of Globalization”
(Hokkaido Summer Instituteとの連携)2022年7月実施
この授業では、グローバル化が顕在化している地域社会の問題、特に地方自治・地域文化・地域経済・地域政策・地域産業といった様々な問題を地域の視点から、国際比較を行い実証的に取り組むことを目的としている。具体的には、東ユーラシアや北米など、世界の地域が共通の課題に直面していることを明らかにすることを授業の目標として定めている。グローバリゼーションは地域の解体・再編を促し、場合によっては都市の縮小や衰退という事態も招いている。そこでは、ローカル・ルールないしはローカル・コミュニティにもとづいた地域社会を再構築することが課題となっている。この授業では、このような問題意識と課題について、世界の事例に触れて、政策的解決の糸口を見出すことを試みる。